◆大賞（1作品）
・賞金 ：Amazonギフト券3万円分
・特典：松浦健人先生による審査コメント（GENSEKIマガジンにて）

 

◆佳作（若干名）
特典：松浦健人先生による審査コメント（GENSEKIマガジンにて）

今回は、日常や青春、田舎風景など、どこか懐かしさや切なさを思い出す、松浦先生の作風がテーマとなります。

 

 

◆情景とは？

感動したり衝撃を受けるといった、人の心を動かす場面や風景、出来事のこと

例：「幼いころの〇〇を思い浮かべる」など

学生の頃友達と眺めた光景や、家族旅行、いつもと変わらぬ帰り道、地元風景など、日常の中にある場面を描いてください。

なお本ページ下部に松浦先生の作品を掲載しておりますので、イメージの参考にしてください。

※描き下ろしはもちろん、過去のオリジナル作品でもご応募可能です。

松浦健人先生

 

【プロフィール】

週刊少年ジャンプで『トーキョー忍スクワッド』『仄見える少年』を作画で連載。

イラストレーターとしても活動中。

 

【審査コメント】

この度は審査員に選んでいただき光栄です。

空気感・季節感、キャラクターの奥行き（性格や関係性）が見て取れる絵が見れると嬉しいです。

何はともあれ、作者の方が楽しんで描くのが1番だと思うので楽しい気持ちで描いてください。沢山の絵が見れることを楽しみにしています。

 

【松浦健人先生の作品】

 

『告白』

季節は初夏。しっとりとした空気感・湿度を出すために少しレトロな喫茶店をチョイスしました。

告白というタイトルの通り画面手前の男の子が告白するために好きな子に電話をかかているわけですが、よく見ると後ろの窓際に女の子が向こうをみて座っています。

この女の子は男の子の相談相手をしていたのですが、実は…。というストーリー入れるために描きました。

 

『家出少女』

タイトルの通り家出をしてきたであろう少女が主人公の絵。

人を見た目で判断してはいけないですが、ここでは世間的な固定概念のイメージを借りて、ネイルやアクセサリーを描いて性格や人となりを現しています。

観覧車に付き合わされているのは幼馴染の男の子かな…？ニヒルな笑い方で手前にいるであろう男の子の性格・関係性も現せられるといいなと…。

良く見ると膝や腕を怪我していたり、椅子に置いてある電話に親からであろう着信が届いています。

 

『夏祭り』

季節は夏の夕方。待ち合わせをする男女。

普通浴衣の時は髪を結うと思うのですが、そうしていないのにも理由があって、手前の男の子が水を落とすほど驚いているのは、女の子普段のイメージと目の前に現れた浴衣姿の女の子とのギャップが激しかったからです。

それを現すためにここでは敢えて普段の髪型にしています。

（あとシンプルにウルフカットと浴衣が描きたかった笑）

夕陽の綺麗さを表すためにキャラクターには濃いめに影を落とし、雲や夕陽を透過する花びらを鮮やかに描きました。

 

『朝練』

設定はシンプルに早朝朝練に向かう女の子が主人公の絵です。

冬の朝の勝手なイメージは『青』なので青色の濃い影を女の子と建物に落としています。

この構図だとキャラが小さく遠くなってしまうのですが、アップにして坂道などを削ってしまうと女の子が長くキツい坂を登っているという『頑張ってる感』が無くなってしまうと思い、ロングカットにしています。

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